
腐食は空気条件、電気、水質など様々な要素が絡み合って発生します。したがって主原因がつかめない腐食もあり、耐食性の高い材料を使用すれば良いとは言い切れません。
そのため、設備の延命のためには、周辺の環境や運用方法を十分把握した上で、対策を講じる必要があります。
新築の時は、計画段階から対策を盛り込む事ができます。一方、既存の場合は、経年劣化と共に腐食の発生確率は高くなりますので、10年以上経過した施設では設備診断を行い必要に応じた対策を立てます。
以下のケースでは特に注意が必要です。
※発生ガスや室内条件で材質を選択する必要があります。
| 腐食性物質 | 腐食性物質の特徴 | 防食仕様が必要な貯蔵物の例 (密閉された袋。容器での保存を除く) |
|---|---|---|
| 硫黄系ガス | ・銅に対して腐食性が強い ・特に銅管とロウ付け部との境界が腐食される ・銅配管は黒褐色に変色する |
・キャベツ ・生ごみ ・ねぎ ・スモークチップの煙 ・卵焼き ・にんにく ・調理した肉 |
| 塩素系ガス | ・無処理のアルミ材に対して腐食性が強い ・白粉や孔食が発生する |
・塩素消毒剤にて処理した貯蔵物 (特に刻み野菜など) |
| アンモニア系ガス | ・肉や魚の蛋白色の分解により発生する ・配管表面が黒褐色と緑色に変色する |
・肉類(特に鶏肉) ・魚介類 ・揚げ物 |