要素技術

Elemental technology

ちょっと変わった設備をご紹介いたします。

1.氷温貯蔵

食品を凍結する寸前の限界温度で貯蔵や加工をすると、鮮度が高く保持され、さらにうまみや甘味が増加します。
この温度域を「氷温」といい、これらの冷蔵技法を実施する氷温貯蔵庫や加工場などの設備を提案させていただきます。
氷温認定マークは、(公社)氷温協会が開催している氷温食品認定審査会において厳正な審査をクリアした食品・機器にのみ付与されます。

2.プッシュプル換気

製品の洗浄工程やメッキ処理工程などでは、処理槽の上部より製品を投入することがあります。従って、有害物質を取り除くための換気口を槽上部に設けることができません。ここでは有害物質の発生部を挟んで行う換気装置が有効です。
プッシュプル換気

3.育苗用空調システム

植物工場の育苗室は、高湿度とともに苗に直接触れる気流は低速で安定していることが求められます。本件は、天井と間仕切り壁で造作された風道により水平層流吹き出しとしました。また、ユニットクーラーと超音波加湿器で温湿度環境を作りました。

育苗用空調システム

4.米サイロの冷却

農産物の出荷までの一時貯留や工場での原材料の貯蔵にサイロが用いられます。米の貯蔵においては品質保持や害虫対策、結露対策などで冷却貯蔵が推奨されています。
米サイロの冷却

5.環境集塵システム

粉塵発生の多い工場では、作業員の空気環境を整えるために集塵設備の導入が必須となります。作業室空間や発生源など粉塵の発生状況に応じた除塵を効果的に行うための仕組みを作ります。
環境集塵システム